ひさかたチャイルドHPより表紙画像を引用しました。
やまのおふろやさん
作・絵 とよたかずひこ
発行 2006年11月
出版 ひさかたチャイルド
ページ数 24P
おすすめの年代 1歳〜6歳
あらすじ
雪の中、お猿さん一家が歩いています。
お風呂を見つけて、お猿さん一家が飛び込みます。「あったかーい」「いいゆだなぁ…」と温まります。
お猿さん一家が行ってしまうと、今度は猪さん一家が飛び込みます。「あったかーい」「いいゆだなぁ…」と温まります。
猪さん一家が行ってしまうと、今度は雪だるまさん一家が飛び込みます。雪が溶けて出てきたのは、だるまさんでした。「あったかーい」「いいゆだなぁ…」と温まります。だるまさん一家が楽しそうに帰って行きました。
誰も入っていないお風呂が、なんだか揺れています。雪の中から、手足と顔のついたお風呂さんが出てきます。次はかもしか山に出かけていきます。山のお風呂屋さんは大忙しです。
おすすめポイント
「しんしんしん」「ぽこぽこ」などの擬音がたくさん登場し、「あったかーい」「いいゆだなぁ…」など、繰り返しのセリフが多いので、低月齢のお子さんにもお薦めの絵本です。
動物の一家だけでなく、雪だるまさん一家がやってきて、雪が溶けてだるまさん一家が登場するという意外な展開も魅力です。最後はなんとお風呂さんの登場。ここにきてようやく、絵本の題名がやまのおふろ『やさん』だったことに納得します。山のみんなを温めてくれる移動式のお風呂屋さん、最後の1ページだけの登場ですが短い手足にニコニコ笑顔が可愛く、インパクト大です。
お風呂に入る一家の様子がとても気持ちよさそうで、お風呂の時間が待ち遠しくなってしまいます。寒い冬にお薦めの、ポカポカ温まる絵本です。
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