ほるぷ出版HPより表紙画像を引用しました。
ひなだんとんとことーん
作・絵 おおいじゅんこ
発行 2024年1月
出版 ほるぷ出版
ページ数 24P
おすすめの年代 1歳〜6歳
あらすじ
雛飾りの箱の蓋が開きました。
お囃子に合わせてお雛様たちが箱から出てきます。体をほぐしたら、雛壇に赤い絨毯を敷いて、雛壇の準備ができました。
まずはお内裏様が「とんとことーん!」と飛び乗ります。次に、三人官女が「とんとことーん!」。五人囃子がお囃子を打ち鳴らしながら「とんとことーん!」と昇ります。右大臣は、お年寄りの左大臣の手を取って「とんとことーん!」。最後は三人上戸が菱餅や桜の木、橘の木を持って「とんとことーん!」。
お雛様が雛壇に勢ぞろいです。女の子2人が桃の花を飾って、お雛祭りを楽しみにしています。
おすすめポイント
お雛様たちが自分で箱から出てきて、定位置へ昇っていきます。「とんとことーん!」と順に昇っていく様子は響きが楽しく、躍動感があります。先に昇ったお雛様たちが上から優しい表情で応援している温かい雰囲気も素敵です。
イラストは、暖色を基調にしており、かわいらしく温かみがあります。文字が少なめで擬音も多いので、小さなお子さんも楽しく読めるお話です。
絵本の最後のページの「お雛様解説図」が非常に秀逸で、お雛様の名前や役割、飾りについて、雛祭りについてわかりやすい解説が書かれています。お子さん向けの易しい言葉で丁寧に書かれており、雛祭りや雛人形について理解を深めることができます。
かわいいだけでなくしっかり学べる、幅広い年齢層のお子さんが楽しめる雛祭り絵本です。
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