童心社HPより表紙画像お借りしました。
おみせやさん
作 角野栄子
絵 田畑精一
発行 1992年9月
出版 童心社
ページ数 32P
おすすめの年代 1歳〜6歳
あらすじ
雨の日、外に遊びに行けない主人公の男の子は家でおみせやさんをすることにします。
雨で困っていた動物たちが次々に来て、喜んでお買い物をしていきます。それを見て、雨でがっかりしていた男の子もだんだん元気になってきました。
最後に雨ぼうずがたちがやってきて、なわとびの縄を買っていきます。その縄で雨ぼうずが電車ごっこをして遠くに行ってしまうと、雨が止んで青空が広がりました。
男の子は喜んで外に遊びに行きました。
おすすめポイント
1993年度の青少年読書感想文全国コンクールの低学年の部で課題図書になっている絵本です。2023年にあとがきが追加された改訂新版が発行されています。
自分の開いたお店屋さんに、次々と動物たちがお買い物に来てくれる、子どもたちがワクワクするようなストーリーです。
続々と動物たちが来る中で、最後は動物ではなく雨ぼうずがやってくるという意外性が楽しく、また電車ごっこで雨ぼうずが遠くへ行って雨が止むという、思わず笑顔になってしまうような可愛らしいラストが魅力的です。
文字が少なめで、イラストも適度な余白を持ってすっきりと纏められているため、低月齢の子への読み聞かせとしても、自分で本を読み始めた子の導入としても読みやすく、幅広い年代におすすめできる絵本です。
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