PIE International HPより表紙画像をお借りしました。
うごきません。
作 大塚健太
絵 柴田ケイコ
発行 2020年10月
出版 PIE International
ページ数 32P
おすすめの年代 2歳〜小学校低学年
あらすじ
ハシビロコウという鳥が主人公です。
ハシビロコウは動きません。
友達が来ても、びっくりすることが起こっても動かないハシビロコウ。
でも、魚がひょいと顔を出した時…動きました!!
ハシビロコウはおいしいと思いました。
ハシビロコウは動かなくても、顔がかわらなくても「おいしい」とか「びっくり」とか思っているのです。
食べ終わるとまた動かなくなりました。
そのとき、大好きなメスのハシビロコウがそばにやってきました。
やっぱり動かないけれど…ポッとほっぺが赤くなりました。
おすすめポイント
イラストがカラフルで個性的なのでページをめくるだけでも楽しく、また、「うごきません。」が何度も続くので、繰り返しが好きな低月齢のお子さんも楽しく読むことができます。
無表情にたたずむハシビロコウのそばを、不思議な動物がたくさん通っていき、こんな動物がいたら面白い!とワイワイ盛り上がりながら読み進められるユニークな絵本です。
最後に登場するリボンのついたメスのハシビロコウと対面するイラストが可愛らしく、ほっぺが赤くなるハシビロコウにクスッと笑ってしまいます。
あまり動かなくても、表情が変わらなくても、感情がある。
子どもたちが生き物を慈しむ上で土台となる大切な考え方も学ぶことができる、個性溢れるユーモア絵本です。
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