【絵本紹介】からっぽマヨネーズ

3歳児おすすめ

すずき出版HPより表紙画像をお借りしました。

からっぽマヨネーズ

作 ねじめ正一

絵 つちだのぶこ

発行 2014年12月

出版 すずき出版

ページ数 28P

おすすめの年代 3歳〜小学校低学年

あらすじ

こうくんはからっぽマヨネーズが欲しくて、パンやハンバーグの上にマヨネーズをびゅーびゅー全部絞り出します。からっぽマヨネーズを持って外へ行くと、隣の家のゆきおくんもからっぽマヨネーズを持って飛び出してきました。

お水をいっぱい入れてマヨ鉄砲をぴゅーぴゅー撃ち合って、二人はびしょびしょになって家へ帰ります。

濡れた洋服を替えたこうくんが、からっぽマヨネーズをぶあぶあ膨らまし蓋をして、ふかふかマヨ枕でお昼寝しようと思っていると…

隣の家でゆきおくんが思いきり息を吸ってからからっぽマヨネーズをぶわぶわぶわと大きく膨らまし、からっぽマヨネーズの上に乗っかります。からっぽマヨネーズのおしりからもくもく煙が出てきたのでそれを見つけたこうくんもその上に乗っかり…

マヨロケットが発射し二人は空高く飛んで行きました。

おすすめポイント

お話の始まりは、こうくんがからっぽマヨネーズ欲しさに大量のマヨネーズを食事にかけている場面。えっそんなことしていいの!?と目が離せません。

ゆきおくんと合流してから始まるマヨ鉄砲の撃ち合いもダイナミックで、滑り台を滑りながら、ゴミ箱に隠れながら、びしょびしょになるまで遊びます。

現実で同じことをしたら、大人に怒られてしまいそう…でも、この絵本に二人を制止する大人はでてきません。とにかく自由に、ダイナミックに、とても楽しそうに遊ぶ2人の姿は見ているだけでワクワクします。

ラストはマヨロケットで空高く飛んでいってしまうという奇抜な展開ですが、そんな不思議な世界観がより子どもたちをワクワクさせます。ストーリーにぴったりな、つちだのぶこさんのユニークな愛らしい絵柄も魅力的です。

擬音が多めのリズムの良い文章で、声に出して読むことでより楽しさを感じられます。読み聞かせ絵本としてもお薦めの一冊です。

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