【絵本紹介】カチコチれいぞうこだいさくせん

4歳児おすすめ

PIE International HPより表紙画像をお借りしました。

カチコチれいぞうこだいさくせん

作 ユン•ジョンジュ

訳 すんみ

発行 2024年1月

出版 PIE International

ページ数 36P

おすすめの年代 4歳〜小学校低学年

あらすじ

みんなが眠っている夜中に、酔っ払ったパパが息子のホヤにアイスクリームを買って帰宅します。

パパはアイスを冷蔵室に入れ、冷蔵庫のドアを開けっぱなしにしたまま行ってしまいます。

冷蔵庫内では、食べ物たちが「暑すぎる!」と騒ぎ始めます。そして冷蔵室に入れられたアイスが溶け始めました。周りの食べ物たちがアイスを助けるために運ぼうとしたところ、うっかりカステラの上に容器の中身を滑らせてしまいます。カステラの上でどんどん溶けていくアイスを、チョコチップクッキーの家族がカステラを囲んで、たれないように守ります。

上の棚が騒がしいので、下の棚からいちご姉妹がやってきて「お静かに!」と注意しようとしましたが…溶けたアイスを見て、「プールだ、わーい!」と飛び込みます。

一番上の棚でプール開きをしたという噂が冷蔵庫中に広まり、みんながアイスクリームの中に飛び込んでいきました。

その時、パパが冷蔵庫のドアを開けます。冷蔵庫の中のみんなは焦りますが、パパは異変に気付かず水を飲み干すとドアを閉めて去っていきました。

無事冷蔵庫のドアは閉まりましたが、朝になってアイスがめちゃくちゃになっていたらホヤがガッカリしてしまう…冷蔵庫のみんなは相談します。

次の朝、ホヤが冷蔵庫を開けると…クッキーに囲まれたカステラの上にアイスと果物がたくさん乗った、大きなアイスクリームのケーキがありました。

おすすめポイント

韓国で2016年に出版され、8万部の大ヒットになった絵本が日本語に翻訳されました。

ポップでカラフルな絵柄で、冷蔵庫内の様子が賑やかに描かれています。食材たちの表情が豊かで、まるでアニメを見ているような楽しい絵本です。

溶けていくアイスを助けようとするうちに冷蔵庫内は大騒ぎになりますが、最後はホヤをがっかりさせないように、みんなで知恵を絞ります。最後のページで登場する華やかなアイスケーキは笑みがこぼれるような素敵な仕上がりです。

ドタバタ、ドキドキ、最初から最後まで賑やかでワクワクする楽しい絵本です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました