【絵本紹介】えんそくおにぎり

3歳児おすすめ

講談社社HPより表紙画像をお借りしました。

えんそくおにぎり

作 宮野聡子

発行 2013年3月

出版 講談社

ページ数 36P

おすすめの年代 3歳〜小学校低学年

あらすじ

今日は遠足の日。お弁当を持って山登りに行きます。

きみちゃんは、お母さんが用意してくれた混ぜご飯を使って、おにぎりを握ろうとします。お母さんのお手本を見て、同じように握ってみましたが、今にも崩れてしまいそうです。

お母さんはお茶碗にラップを敷いて、ごはんをくるんでくれました。すると、きみちゃんはまあるいおにぎりを作ることができました。

リュックにきみちゃんのおにぎりを大事にしまって、遠足に出発です。

バスとケーブルカーに乗ったあと、山道を歩きます。途中、きみちゃんは転んでしまい、リュックからお弁当が飛び出してしまいます。そのあとずっと、きみちゃんはお弁当が心配でなりませんでした。

山の頂上に着き、お弁当の時間です。おにぎりが大丈夫かどうか、そーっと開けると…

おにぎりは崩れておらず、とてもおいしそうなお弁当が顔を出しました。

そして、みんなと一緒にお弁当を食べました。自分で作ったおにぎりはとびきりおいしい味がしました。

おすすめポイント

ふんわりと温かみのある絵柄が魅力的で、お弁当のイラストはつい手を伸ばしたくなるほど細部まで丁寧に美味しそうに描かれています。

きみちゃんがお母さんと一生懸命おにぎりを作る場面はとても楽しそうで微笑ましく、子どもたちが料理に興味を持つきっかけを作ってくれそうです。

また、遠足の道中の子ども同士の会話や楽しそうな様子は、まるで一緒に遠足へ行っているかのようなワクワク感を与えてくれます。

ドキドキしながら開けたお弁当はとても華やかでかわいらしく、また、周りに置かれた友だちのお弁当もとても素敵で見入ってしまいます。更に、裏表紙にはおにぎりのレシピが付いているという嬉しいおまけ付きです。

小さな女の子の細かな心の動きを丁寧に表現した、大人も子どももほっこり心が温かくなる、優しさに溢れた一冊です。

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