【絵本紹介】しめしめ

2歳児おすすめ

光村教育図書HPより表紙画像をお借りしました。

しめしめ

作 丸山誠司

発行 2023年4月

出版 光村教育図書

ページ数 32P

おすすめの年代 2歳〜小学校低学年

あらすじ

ハチがおいしい花の蜜を吸いにきました。

そのそばでカエルは喜びます。しめしめ。ハチがいるぞ。食べちゃうぞ。

そのそばで大蛇は喜びます。しめしめ。カエルがいるぞ。食べちゃうぞ。

そのそばでハゲタカが喜びます。しめしめ。大蛇がいるぞ。食べちゃうぞ。

そのそばでティラノサウルスが喜びます。しめしめ。ハゲタカがいるぞ。食べちゃうぞ。

その後ろからオニがティラノサウルスのしっぽを掴みます。しめしめ。捕まえた。

ティラノサウルスは驚いて逃げようとします。

すると今まで出てきた生き物たち全員がそばに敵がいることに気づき、逃げ出します。

ハチは慌てて、カエルではなくオニのお尻を刺してしまいます。

それを見てハチ以外の全員が刺さないで〜、と慌てて逃げていきます。

しめしめ、これで安心と、ハチが花の蜜を吸っていると…

パク。

ハチは花に食べられました。

おすすめポイント

木目のような背景に、カラフルな生き物たちが描かれていて、賑やかな絵柄ながらもごちゃついた印象がなく、とても見やすいページ構成です。

ストーリーはわかりやすく、繰り返しが楽しい、低月齢の子も楽しめる内容です。タイトルにもなっている「しめしめ」という日本語も、真似したくなる楽しい響きで、読み聞かせにもぴったりです。

食べられてしまうのかな…とドキドキしながら読み進め、よかった、誰も食べられなかったと安心したところへ、最後のページで「パク」のオチ。子どもたちもびっくりの意外な展開です。

文字は少ないながらも楽しいお話で、最後の1ページまでワクワクドキドキできる読後の満足感たっぷりの絵本です。

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