私、絵本をたくさん読み聞かせれば、早い時期にひらがなに興味を持つようになると思っていたんです。
私は自分が絵本が好きだったので、娘が赤ちゃんの頃から、毎晩寝る前に最低5冊は絵本を読み聞かせていました。
ところがどっこい。
娘、5歳になってもひらがなに興味ゼロ。
絵本を読んでもらうのは大好きですが、ひたすらイラストを見ることに没頭する娘。
なんなら周りのお友だちは読むだけに留まらず自分で書いて、お手紙をくれたりしていて…。
なんか焦る…。
そこで、ひらがなを意識した絵本を購入したりもしました。
「あっちゃんあがつくたべものあいうえお」
ところが、こんなにひらがなが全面に主張された絵本をもってしても、娘は常にイラストにロックオン!!(イラストが素敵すぎるのでわからんでもないんだけどね…ひらがなに興味ある子もない子も楽しめます!)
私の中で「読み聞かせ=字に興味が湧く」という勝手なイメージを作っていたために、日に日に不安が募っていきました。
そんな時、ナナイロペリカンさんの「読み書きは子供のペースで」というブログに出会って、今の娘は文字ではなく、イラストと私の声で絵本の世界に浸るのが楽しいのだ、ということに気付きました。(大好きなブログです…!リンク貼らせていただきます。)
振り返ってみると、ごく当たり前のことなのですが…読めない時期も貴重なんですよね。文字に興味が出てくると、絵本の文字にも意識がいきます。でも、字が読めない時期の子どもは、絵と声が全て。文字を知っている人間とは違う角度から絵本の世界に浸り、想像の翼を広げられるのです。
結論:読み聞かせの量とひらがな習得の早さは比例しない。
もちろん、読み聞かせがひらがな習得と無関係いうことではありません!たくさん読み聞かせをする中で、ある時ふと文字の存在に興味を持つようになって、文字の習得に繋がっていく、というパターンもたくさんあるので、絵本がきっかけになることは大いにあると思っています。ただ、たくさん読めば早く興味を持つだろう!という昔の私のような思考はしんどくなってしまう可能性があるので要注意です。
結局、娘がひらがなを読み始めたたのは5歳と数ヶ月の頃だったと思います。スタートはゆっくりでしたが、小4になった今は、児童書、小説、自己啓発本、どんなジャンルも楽しんで読む超読書家になりました。ちなみに読む速度は私より速いです…。そして、娘は絵を描くのが大好き。あの時文字に興味が向かなかったのは、大好きな絵を見ることに夢中だったからかな、と今となっては思います。
なかなかひらがなに興味示さないなぁ…ってちょっと心配になった時は、他のことに興味が向いているのかも、と考えると今のお子さんを前向きに捉えられるように思います。周りと比べちゃいけない…とわかりつつも比べてしまうのが人間の性。できるだけ、心穏やかに子育てできたら良いですよね。私も試行錯誤の日々です!!
長い文章を、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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