福音館書店HPより表紙画像をお借りしました。
ばばばあちゃんのおもちつき
作 さとうわきこ
発行 1998年9月
出版 福音館書店
ページ数 28P
おすすめの年代 4歳〜小学校低学年
あらすじ
ばばばあちゃんがストーブでお餅を焼きながら本を読んでいます。
焼けたお餅を食べた時、ちょうど外で雪合戦をしていた子どもたちが帰ってきました。
子どもたちが「私たちも食べたい!」と言いますが、先ほど食べたものが最後の1個だったので、みんなでお餅を作ることになりました。
ばばばあちゃん流のお餅つきが始まります。
まず餅米を炊飯器で炊き、濡らしたボウルに入れます。杵の代わりにすりこぎでぐるぐるこねて、その後ぺったんぺったんとつきます。できたお餅を水をつけた手でちぎり、粉の上で好きな形に丸めます。
できたお餅に味付けをします。きな粉と砂糖、すりごまと砂糖、あんこ、醤油と海苔、納豆などみんなそれぞれ楽しみます。
次は胡桃だれを作ります。胡桃をごまに代えてごまだれも作ります。そして、お菓子やふりかけ、昆布茶などを入れて変わったお餅を作ります。
お餅が足りなくなったので、普通のご飯をボウルに入れてついて、平べったく握り、割り箸に付けて焼いて、五平餅も作りました。
こたつに入って、お餅パーティーが始まります。ばばばあちゃんはこおり餅という外で凍らせて作るお餅を食べています。
お腹がいっぱいになったのでみんなで腹ごなしに雪合戦をします。
おすすめポイント
ばばばあちゃん流の手軽にできるお餅つきのお話です。子どもにもわかりやすいよう手順が書かれていて、大人向けの脚注で細かいポイントも追記されています。お餅をついた後の食べ方のアレンジの仕方もたくさんの具体例が挙げられていて、試してみたくなるものがたくさんあります。
イラストには吹き出しがたくさんあってまるで漫画のようで、料理の手順書のような堅苦しさはなく、楽しく読みながら料理を学べます。
ばばばあちゃんシリーズは他にも複数冊あり、お料理を題材にしたものがいくつかありますが、どれもレシピがあり試してみたくなるものばかりです。読んで楽しい、実際に作って楽しい、食育にぴったりの絵本です。
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