【絵本紹介】パンダのおさじとフライパンダ

3歳児おすすめ

ポプラ社HPより表紙の画像お借りしました。

パンダのおさじとフライパンダ

作 柴田ケイコ

発行 2023年5月

出版 ポプラ社

ページ数 32P

おすすめの年代 3歳〜小学校低学年

あらすじ

「レストランクー」を営むくまのクーさんは、最近料理を作るのが面白くなく、お店もガラガラです。

あるとき、フライパンが壊れたので新しいフライパンを買いに行くと、見知らぬおじさんからフライパンダというフライパンをもらいました。

蓋を開けると「おさじ」という名前の小さなパンダが出てきて、料理が楽しくなる呪文を教えてくれます。呪文を唱えて作った料理は全てかわいくておいしそうなパンダ料理になりました。

パンダ料理をお店に出して大繁盛のレストランクーでしたが、あるときフライパンを洗い忘れてしまいます。すると、フライパンからたくさんのちびパンダが出てきてお店を荒らしました。おさじの言う通りにフライパンを洗って笹を敷くと…おさじは手紙を残してちびパンダと一緒にいなくなってしまいました。

それきりフライパンダからパンダ料理が出てくることはなくなりました。でも、パンダ料理ではないクーさんのおいしい料理を食べにお客さんが来るようになりました。クーさんもフライパンダで楽しく料理を作れるようになりました。

おすすめポイント

かわいいキャラクター、真似したくなるポーズ、おいしそうでかわいいパンダ料理の数々、どのページも細かいところまで描き込まれていて、イラストを眺めているだけでも楽しく飽きさせません。

フライパンを洗わないとちびパンダが大量発生するというくすっと笑えるハプニングから、おさじのぐっとくるお別れのお手紙まで、笑いあり涙ありのシンプルながらも読み応えのあるお話です。

おさじと一緒に唱える呪文とそのポーズがつい真似したくなる面白さで、子どもと一緒に唱えながら読み進めても盛り上がりそうです。

一度読み終えてももう一度読み直したくなるような、愛らしく楽しい世界観の絵本です。

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