【絵本紹介】おいしいおひなさま

2歳児おすすめ

ほるぷ出版HPより表紙画像を引用しました。

おいしいおひなさま

作 すとうあさえ

絵 小林ゆき子

発行 2018年2月

出版 ほるぷ出版

ページ数 24P

おすすめの年代 2歳〜6歳

あらすじ

ねずみちゃんと、りすちゃんと、うさぎちゃんと、たぬきちゃんがお雛様を見てうっとりしています。自分たちもお雛様を作って、見せっこしようと約束をします。

ねずみちゃんは家に帰ると大好きなチーズがあったので、チーズのお雛様を作りました。お腹がグーッと鳴りましたが、みんなと見せっこするために我慢します。

りすちゃんが家に帰ると大好きなどんぐりがあったので、どんぐりのお雛様を作りました。お腹がグーッとなりましたが、みんなと見せっこするために我慢します。

うさぎちゃんが家に帰ると大好きな人参があったので、人参のお雛様を作りました。お腹がグーッとなりましたが、みんなと見せっこするために我慢します。

たぬきちゃんは何でお雛様を作ろうか困っています。すると、いいものを見つけました。

みんながそれぞれのお雛様を持って集まりました。たぬきちゃんは、みんなのお雛様は美味しそうだけど、私のは美味しそうじゃない、ともじもじします。たぬきちゃんが作ったのは、タンポポとシロツメクサで作ったお花のお雛様でした。作り方をたぬきちゃんに教えてもらって、みんなでお花のお雛様を作りました。美味しいお雛様とかわいいお雛様で、楽しい雛祭りになりました。

おすすめポイント

動物たちがそれぞれ自分たちのお雛様を作るほのぼのとしたお話です。

好きな食べ物で作ったお雛様は、どれも個性たっぷりで可愛く仕上がっています。食べたくなってしまうけれど、見せっこするために頑張って我慢する姿が微笑ましいです。最後はたぬきちゃんに教えてもらってみんなでお花のお雛様を作りますが、それぞれ少しずつ仕上がりが違ってどれもおしゃれに作られています。それぞれが好きな食べ物で作ったお雛様もお互いに分け合って食べていて、みんなで仲良く雛祭りを楽しんでいる様子に心が温まります。

食べ物やお花を使い、オリジナルのお雛様を作って楽しむという素敵なアイデア。子どもたちと一緒に取り組んでみるのも楽しそうです。春を感じられる、優しさでいっぱいの可愛い雛祭り絵本です。

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