【絵本紹介】14ひきのさむいふゆ

2歳児おすすめ

童心社 HPより表紙画像をお借りしました。

14ひきのさむいふゆ

作 いわむらかずお

発行 1985年11月

出版 童心社

ページ数 32P

おすすめの年代 2歳〜小学校低学年

あらすじ

お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、そして兄弟10匹の14匹家族のねずみのお話です。

風が鳴る、雪が舞う、寒い冬。

ストーブが燃える暖かい部屋でのこぎりやはさみを使って、おじいさん、おとうさん、子どもたちが何か作っています。

一番末っ子のとっくんがおもちゃのトラックを引いて台所へ行きます。おばあさんやお母さんがお饅頭を蒸していました。おもちゃのトラックにお饅頭を乗せてとっくんがストーブのある部屋に戻って来ました。とんがりぼうしやそりが着々と出来上がっていきます。

台所からおばあちゃんたちがおやつのお饅頭を持ってやってきました。みんなでおやつを食べたら、とんがりぼうしゲームをします。チームに別れて、サイコロを転がして遊びます。

とんがりぼうしゲームを楽しんだ後、雪が止み、お日様が出てきました。みんなでそり滑りに出かけます。

夜になり、また雪が降り出しました。子どもたちは、雪だるまにおやすみなさいと言って部屋に入っていきます。

おすすめポイント

14ひきシリーズの6作目です。

前半は、吹雪いている寒い外とは対照的に、ストーブが燃える、暖かい部屋の中です。一家のみんなはそれぞれ何かを作っています。見開きいっぱいに丁寧に描かれたイラストをじっくり見て、誰が何をしているのかな、どんな話をしているのかな、と想像を膨らませて楽しむことができます。

前半の暖かな雰囲気とは打って変わって、後半は銀世界でのそり滑り。ピリッと冷たい空気が感じられるような美しい雪景色のイラストも見どころです。家族みんなでのそり滑りは、こけて雪だらけになっていたり、スピードを出していたり、個性が溢れていて眺めているだけでもワクワクします。

文字が少なめで、絵を見て色々な想像を膨らませることができるので、低月齢のお子さんも楽しめます。寒く厳しい冬を家族みんなで協力しながら楽しく暮らす姿に心が温まる、長年愛されている絵本です。

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