【絵本紹介】うろおぼえ一家のきゅうじつ

4歳児おすすめ

理論社HPより表紙画像お借りしました。

うろおぼえ一家のきゅうじつ

作 出口かずみ

発行 2023年5月

出版 理論社

ページ数 32P

おすすめの年代 4歳〜小学校低学年

あらすじ

にわとりの5人家族は、全員何をするにもうろ覚え。とある休日、家族みんなで出かけることになったので、何をするかみんなでメモを作り、1人1枚メモを持って出かけました。

メモを確認しながら家族で予定をこなしていきますが、出かける先々で紙が必要な場面があり、次々に人に渡してしまいます。

次の予定を確認しようとしたとき、うろ覚え一家の全員がメモを人に渡してしまい、持っていないことに気付きます。予定がわからず困り果てていると、物語の最初に紙飛行機としてメモをもらったとかげが一家にメモを返してくれました。

とかげにメモを渡したこともすっかり忘れてしまっているうろ覚え一家は、「とかげがくれたメモに、ぼくたちがいったところがかいてあるね」「まあ、そのメモをかいたひとときがあいそうだわ」と話しながら家に帰って行きます。

おすすめポイント

うろ覚え一家のおとぼけな表情や言動が愛らしく、ほっこり面白い絵本です。にわとりですが、女の子はかわいい服やアクセサリーを身につけて、男の子はおしゃれな帽子を被ったり、人間のように家族で喫茶店へ行ったり…という何とも不思議な世界観が繰り広げられています。

イラストに伏線が貼られていたり、絵の細部に遊びがあるところも楽しく、2度目、3度目と読み直すと新たな発見ができそうです。

ツッコミ役不在で最後までボケ一辺倒で進んでいくので、子どもと一緒にツッコミをしつつ読み進めるのも楽しいかもしれません。

同シリーズに「うろおぼえ一家のおかいもの」「うろおぼえ一家のパーティー」「うろおぼえ一家のおみせや」があります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました