小6道徳「心をつなぐ音色~ピアニスト辻井伸行~」
我が家の娘は小6。
担任の先生が「道徳通信」という、道徳で学んだ内容と、それをもとに家庭で話してほしいことについて書いたお便りを配ってくれています。
先日の教材は辻井伸行さんについて。
目が不自由なピアニスト辻井伸行さんが、挫折を乗り越えてコンクールで優勝を勝ち取る話で、
「目標を立て、なりたい自分に向けて、諦めずに努力しようとする心情を育てる」
ことをねらいにした授業です。
家庭では将来の夢について話したり、過去に子どもが努力をした経験を褒めたり、保護者が子どもたち世代の時どんな自分になりたかったか伝えたりしてほしい、という内容のお便りでした。
持病がある娘の『なりたい自分』とは?
娘は生まれつき小児慢性特定疾患に指定されている希少難病を患っています。
パッと見はわからないくらいに元気いっぱいな女の子ですが、
骨の疾患なので健康な子と同じように運動はできません。
過去に4回脚を手術していて、車椅子で生活していた時間も長かったので
同年代の子どもに比べて体力もなく、筋力もかなり不足していると思います。
そしてこれからも急に手術になって車椅子が必要になる可能性もあるし、骨が脆いので些細なことで骨折してしまう可能性もあります。
他にも諸々の不具合を抱えているので、今後予期せぬことが起こるかもしれません。
自分の病気のことをネットで調べたり、主治医に質問をしたり、患者会に出席したりして、積極的に情報収集をしてきた娘は、その事実も理解しています。
そんな娘が
「これから『なりたい自分』になるために、あなたはどんなことを大切にしていきたいですか?」
という道徳の授業の振り返りに書いていた内容は、以下のようなものでした。
何らかのハンデを背負うことになったら、なりたい自分を完璧、完全に再現することはできないかもしれない。けれど、それでもできること、一致することを探して、なりたい自分にできるだけ近づけることが大切だと思う。ハンデがあるために、なりたい自分を諦めることは絶対にしたくないから、そんな考え方を心がけていきたいと思う。
今は体調も良く、運動制限があること以外は大きなハンデなく暮らせていますが、これから自分が何らかのハンデを背負うことになる可能性も考えながら、将来を見据えていたんだな…と思いました。
けれど、『なりたい自分』を絶対に諦めないという心意気を誇らしく思い、一緒に応援していきたいと思いました。
私は以前、「『なりたい自分』になる」というのは、自分がこうと決めた揺るぎない将来像に向けて努力を重ね、それを完璧に達成する、ということだと思っていました。
それができたらもちろん素晴らしいのだけれど、努力が必ずしも結果に結びつかなかったり、自分の力で変えることが困難な環境要因があったり、長い人生を経て、理想を完璧に叶えることがいかに難しいかを学んできました。
「『なりたい自分』になる」って完璧に理想の自分を手に入れることではなくて、時には叶わないことも受け入れて軌道修正をしながら、「自分が愛せる自分になる」っていうことなのかなぁ、と娘を育てる中で感じるようになりました。
母になった私の『なりたい自分』とは?
娘が「『なりたい自分』になる」過程をできる限りを応援しよう、と思った一方で、
じゃあ私にとっての『なりたい自分』とは?とふと考えてみました。
そうしたら、『なりたい自分』について子どもを産む前はよく考えていたのに、子育てが始まって以来一切考えていなかったことに気付きました。
それだけ目の前の育児に必死になっていたのかもしれません。
『なりたい自分』を目指すよりも、目の前にいる子どもを生かすこと、守ること、育むことが自分にとっての重要任務。
かれこれ10年くらいは、仕事にも追われていたので…

でも、娘が自分の将来について考える歳になったということは、
そろそろ私も『なりたい自分』を考え始めても良い頃なのかもしれないなと思いました。
今は『子どもにとっての一番の味方』がなりたい自分像だけれど、
子どもと切り離して、母親ではない1人の人間として、どんな自分になりたいかじっくり考えてみたいと思います。
小学生の道徳で、大人も思考整理ができる
小学校の道徳教材は、小3の息子の内容はまだまだ子ども向け、という感じですが
小6の教材は大人も考えさせられるところが多いです。
娘がどんなことを考えているのか、どんなふうに成長しているのか知る機会になるだけでなく、
私自身が原点に帰って考え直したり、思考を整理したりする良い機会をもらっているなと思います!
皆さんは『なりたい自分』像ありますか?
本日も読んでいただきありがとうございました!

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